こんにちは!
モンスーンなのになかなか雨が降らず、湿度が高まる一方のセドナです。
午後になると黒い雲は出てくるんですけどね。
この先のモンスーン、どうなることやら?
さて、本日は
検証シリーズ!
ネイティブアメリカンの教え:「バナナ ヤッカ」は本当にバナナの味か!
「バナナ ヤッカ」(BANANA YUCCA)とは
アガベ(AGAVE リュウゼツラン科)の一種で、乾燥した土地に育ちます。
春の時期にはこのようなクリーム色のお花が沢山つきますよ。
葉は非常に硬く、繊維がしっかりしているので、ネイティブアメリカンの人々は、
この葉を裂いて編んでバスケットを作ったりしてきました。
冬に雨が多かったこともあって、今年の春のお花は見事。
そしてこの夏の時期、
こんなに大きな実をつけています。大根みたい。。。
例年見る実の2-3倍の大きさはあるような。
この植物にバナナという名前がついている由来は、この実がバナナの味に似ているとか。
ネイティブアメリカンの人に聞いたところ、実はこのままでは食べられず、
ローストするとバナナを焼いたような味がするんだよ、と教えてくれました。
うわー、食べてみたい、しかも今年はこんなに大きい実だし。
ということで、山から1つ、自然の恵みを頂いて食べてみることにしました!
この一つの実でも重さがずっしり。大きさは
iPhoneより大きい!
実を洗ってホイルに包んで
どのくらいが適温かわからなかったので、160度ぐらいでまずは40分ほど
オーブンに入れてローストしてみることに。
40分経って開けてみるとまだちょっと固そうな、、、
ということであと20分追加。
なんだかオーブンからあまーい香りが漂ってきました~。
約1時間ローストしてみたら
こんな感じで触ってみると柔らかい。
甘い汁のようなものも出ているから、これはもういけるかな!!
まずは真ん中で切ってみると断面が
うわー、種が多いとは聞いていましたが、こんなに沢山、規則的に入っているとは!
さて、皮をむいていざ実食!
お味は。。。
えーっと、これは、「バナナ」ではない!
どちらかというとサツマイモです!
もう少しローストしたら甘みも出てバナナに近づいたのかな?
ちょっとうす甘いサツマイモのお味でした。
なんだかんだ半分ぐらい食べちゃいましたが、もうおなかいっぱいに。
うーん、バナナではなかった、でもちゃんと食べられた!
ネイティブアメリカンの人と一緒に山を歩いていると
あれも食べられる、これも食べられる、と色々と試食させてくれます。
たまーにお腹を下すこともありますが、、、汗)
今回は今のところ大丈夫です!
最初に食べた人って勇気があるな~、なんて思いながら自然の恵みを頂きました!
これで砂漠で食べるものに困った時の食糧の幅が広がりました!
旅行中だとローストしてまでは食べるのはちょっと難しいと思いますが、
この植物を見かけたら、さつまいもの味って書いてあったなーと思い出してくださいね!
ちなみに、
こちらもよく見かける似たような植物。
これは「ソープ ヤッカ(SOAP YUCCA)」といって、同じYUCCAの種類ですが、
こちらは根の部分に石鹸の原料になるサボニンという成分が含まれているので
ネイティブアメリカンの人はこの植物の根から石鹸を作っていたそうですよ。
今でもたまに天然素材系の石鹸だと、成分にこの「ソープ ヤッカ」と
記載されていることがあります。
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