ただ今セドナは花盛り♪
色とりどりのお花が私たちの目を楽しませてくれています。
そんな中、今日は散歩中に貴重なお花と出逢うことが出来ました!
まるで1本の木のように見えるこの植物は、"アガベ"と呼ばれる
リュウゼツラン(竜舌蘭)の一種。
20年から30年の一生の中で一度だけ花を咲かせるという植物で、
春の時期に黄色い花を咲かせ、受粉すると一気に枯れてしまいます。
"一生に一度" に出逢うことができました~!
あまりにも成長が遅い植物のため、「100年(一世紀)に一度花を咲かせる」
という意味で、英語ではセンチュリープラント(Century Plant)とも呼ばれています。
花が咲く年になるまでの姿は
こんな感じ。真ん中の柱のような花茎は見当たりませんね。
ところが!花を咲かせる年になると、1日に10cmものスピードで花茎が
ニョキニョキと成長し、2ヶ月あまりで大きなものでは高さ10mにまで達します。
なんとも不思議な植物ですねぇ。
数千のお花を咲かせた後、花茎は地面に倒れその一生を終えるアガベ。
倒れて乾燥した花茎は柱などの建築材に使用されることもあるそう。
また、オーストラリアのアボリジニの人達が使うことで知られる楽器、
ディジュリドゥの材料としても使われます。
それ以外にもこの植物はテキーラの原料として使われたり、
また樹液を煮詰めたものは天然の甘味料アガベシロップとして販売されています。
ネイティブインディアンの人々には針として使われていました。
サンダーマウンテンとセンチュリープラント
一生に一度でいいから彼らのように花を咲かせる人生を送りたいものですねぇ。